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2012年10月 5日 (金)

「らくだ」その3:酔っ払い色々

お酒の噺のマクラには「酒飲みにもいろいろと癖がございます…」というセリフがつきものですが、落語に登場する酔っ払いにも実に様々なタイプがいます。
数ある落語の中で、最も陽気な酔っぱらいは「試し酒」に出てくる下男ではないでしょうか。大杯の酒をがぶがぶ飲みながらどんどん陽気になっていく様子は、まさに落語ならではの楽しさに満ちています。
「替り目」の亭主や「妾馬」の八五郎も罪のない愛嬌のある酔っ払いです。こういう人たちは一緒に飲んできっと楽しいタイプでしょう。
一方で性質の悪いのは「うどん屋」に出てくる酔客。酔っぱらって何度も同じ話を繰り返す面倒な人は皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。「ずっこけ」「棒鱈」の酔っ払いも、人に絡む大変迷惑なタイプです。
酒で身をしくじってしまう代表は「富久」の幇間の久蔵と「素人鰻」の職人の金。どちらも平素はごく人がいいのに、酒が入ると性格が変わってしまうという共通点があります。これは酒乱の人の典型なのかもしれません。
「子別れ」に登場する熊さんは酒のうえの失敗を深く反省し、きっぱりと酒を断って人生を再出発させます。「芝浜」の主人公と並んで非常にまっとうな酒飲みのキャラクターです。
さて「らくだ」に出てくる酔っ払いも、身の周りに一人はいそうな、それでいて何処にもいなさそうな、不思議なキャラクターです。
菊之丞師匠が演じる酔態の妙を是非お楽しみに! ご予約はこちらからどうぞ。

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