二代目龍玉の墓
当代の蜃気楼龍玉師匠は三代目の龍玉で、ウィキペディアによると二代目の龍玉師匠は群馬県高崎市の出身だそうです。
私は高崎の出身なので、このお正月に帰省するタイミングで二代目のお墓を見に行きたいと考えていました。
龍玉師匠から襲名時に二代目の墓参をしたという話を聞いていたので、お寺の名前を伺うと、恵徳寺というお寺で高崎駅からそう遠くない距離にあるという情報を得ました。調べてみると、高崎神社という地元では有名な神社のすぐ隣であるということが分かり、早速出かけてきました。
なんとなく田舎の古寺を想像していたのですが、恵徳寺はなかなか立派な門構えのお寺でした。龍玉師匠から二代目の墓は無縁仏になっていると聞いていたので、本殿のすぐ近くの墓石が塚になっているところを探してみたのですが見当たらず、結局お寺の方に尋ねてみると、すぐに案内してくださいました。
二代目の墓は土台がすでに崩れてしまい、小さな墓石だけが残っていました。きちんと「蜃気樓龍玉」の名前が読み取れます。その佇まいに一人の芸人の人生が凝縮されているような気がして、とても感慨深いものがありました。二代目のお墓に手を合わせて、「龍玉部屋」の成功を祈念しました。
ちなみにお寺では犬を飼っていらして、とどことなくフランスのパントマイム芸人のような不思議な顔をしていました。
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