菊之丞師匠の袴
今日は正月二之席、菊之丞師匠の主任興行(鈴本昼の部)の初日でした。昨年から大抜擢でこの二之席の主任を務めている菊之丞師匠、ファンとして応援に行かないわけにはいきません。
出演者は圓菊一門の菊生師匠(がまの油)、菊千代師匠(たらちね)のほか、圓太郎師匠(勘定板)、一之輔師匠(壺算)、喜多八師匠(代書屋)、歌武蔵師匠(支度部屋外伝)、玉の輔師匠(ざいぜんごろう)と、豪華な顔ぶれでネタもいかにも寄席らしい演目が並びました。
色物さんも伊藤夢葉、ペペ桜井、林家正楽といった嬉しい名人ぞろい。個人的に今年初めての寄席でしたので、紙切りの注文をしました。題は「愛宕山」。よく見ると幇間の一八の襟に扇子がささっています。さすがに芸が細かい。
さて、菊之丞師匠は黒紋付きに明るい黄色(黄檗色?)の袴で登場。襦袢は赤という色っぽいいでたちです。
初日の演目は「幾代餅」。菊之丞師匠の十八番です。幾代太夫が涙を流すときに、袖口から赤い襦袢が覗いて目の覚めるような粋な高座でした。
ぜひまたこの芝居を聴きに行きたいと思います。
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