円丈師匠の狛犬
先日、テレビ番組で足立区綾瀬のことを紹介していて、その中で綾瀬稲荷神社に三遊亭円丈師匠の奉納した狛犬があることを取り上げていました。
私は亀有在住で、綾瀬はお隣の駅ですので、散歩がてら円丈師匠の狛犬を見に行ってきました。
綾瀬稲荷は綾瀬駅の北口から歩いて五分足らずのところにありました。
境内はドッジボールくらいならできそうな広さ、なかなか立派なお稲荷さんです。
社の前には狛犬が二対ありましたが、奥の方(社に近い方)が円丈師匠の狛犬でした。
写真からも見ていただけるかと思いますが、かなりいい顔をしています。
特に向かって左手(下手側)の狛犬は困ったような顔をしていて、威厳の中にとぼけたような飄味があって、とても可愛らしいです。
さらに狛犬の足元には茶卓と扇子があったり、尻尾が扇の形をしていたりと、噺家さんらしいユニークなセンスのデザインが目を引きます。
しかも台座には五代目小さん師匠の書による「奉」と「献」の文字とキツネの絵が。
小さん師匠はタヌキの絵で有名ですが、キツネの絵というのは珍しいのではないでしょうか。
色々と興味深い狛犬ですので、お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。