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2013年8月

2013年8月19日 (月)

第三回「龍玉部屋」 ご来場ありがとうございました

土曜日は第三回「龍玉部屋」にたくさんのお運びをいただき、誠にありがとうございます。

今回は告知を始めるのが遅れてしまい、集客にやや不安があったのですが、当日のお客様にもたくさんご来場いただき、最終的には大入りとなりました。有難い限りです。

第三回「龍玉部屋」

親子酒    龍玉
影の人事部 粋歌
お仲入り
お初徳兵衛 龍玉

今回はゲストとして三遊亭粋歌さんが爆笑新作で花を添えてくださいました。

龍玉師匠は鉄板の親子酒を一席目に持ってきたあたりに、「お初徳兵衛」ネタおろしのプレッシャーがやや感じられます。

いつもは会のあいだ受付にいるので、きちんと噺を聴くことができないのですが、今回は高座の袖に立って「お初徳兵衛」を聴きました。
師匠は色白で上背があって様子が良いので、若旦那のキャラはとても似合っていると思います。
それもこの「お初徳兵衛」や「火事息子」の若旦那のような、半ば世の中を捨ててしまったような破れかぶれな風情が合っているのではないでしょうか。
また個人的には船宿の親方が素晴らしいと感じました。

この会のあと師匠は国立演芸場での花形演芸会にトリで出演し、「妾馬」を口演されました。
師匠の「妾馬」は、らくごカフェのような小さい会場から鈴本演芸場のような寄席までいろいろな会場で聴いていますが、今回がこれまでで一番客席を支配するような感じがありました。

ひとりでも多くのお客様に龍玉師匠の落語を聴いていただくことが「龍玉部屋」を開催する意義でして、幸いなことに毎回少しずつですがお客様が増えております。
龍玉師匠は来月初めて寄席でトリを取りますし、人気急上昇中です。
ファンの一人としてワクワクします。

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人気急上昇中。

今日らくごカフェに行って店長の青木さんとお話して分かったのですが、青木さんの紹介で漫画「どうらく息子」の欄外に会の告知を掲載していただいたようです。
当日のお客様が多かったのは、このおかげかもしれません。嬉しいなー。

読売新聞や朝日新聞の地方版でも告知を掲載していただき、それを見てきてくださったお客様もいらっしゃいました。

こうして会を開催できるのも多く方にお力添えのおかげです。
というか、本当の意味で会を主催しているのは聴きに来てくださるお客様一人一人であると考えています。
本当に皆さんありがとうございます。

次回は11月16日の開催です。
ぜひまたよろしくお願いいたします。

2013年8月 7日 (水)

お後がよろしいようでの謎

さきほどテレビの中で、「焼きそばよりも○○さんのそばが良い?うふふ、お後がよろしいようで」と言っていました。
どうしようもなく才能のないライターが書いたのだと思います。

落語的なものの記号として、この「お後がよろしいようで」という言葉が使われますが、実際に噺家さんがそれを言ったところを聴いたことがありません。
中国人が「~アルヨ」と言わないように、「お後がよろしいようで」と言う噺家さんもいないのに、この言葉は広く普及しています。

志ん生師匠の録音のなかに「よろしいようで」というのは時々出てきます。
「不精床でございました…よろしいようで」「らくだでございました…よろしいようで」という具合です。

漫談のまとめとして「お後たくさんでございます」と言うのはわりと聴きます。
あと色物さんが「お後の師匠の準備が整いました」と言うのも聴きます。

この「お後がよろしいようで」というのは、一体いつ頃から、だれが言い出したのか。
果たして、この「お後がよろしいようで」は、昔は実際に高座で使われていたのでしょうか?

謎は深まるばかりです。
なんとなく、テレビかラジオで誰かがこれを言い出して定着したんじゃないかと思うのですが(例えば、「ひみつのアッコちゃん」にでてくるガンモのような落語家キャラが口癖にしてたとか)、誰か詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。

2013年8月 5日 (月)

歌奴・文雀二人会のお知らせ

本会は終了いたしました。沢山のご来場ありがとうございました。

2013年9月21日(土)

歌奴・文雀二人会「江戸版上方噺」

出 演:三遊亭歌奴、桂文雀

三遊亭歌奴と桂文雀、人気の若手真打ふたりが、
東京ではなかなか聴くことのできない珍しい上方の演目を、東京版に直して申しあげます。

長年の落語マニアも、初めて落語をお聴きになる方も、ぜひこの機会に両国へ遊びにいらしてください!

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日 時:2013年9月21日(土)
開 場:午後12時半
開 演:午後13時
場 所:お江戸両国亭

※総武線「両国駅」、大江戸線「両国駅」徒歩5分
木戸銭:2,000円(前売)2,500円(当日)※全席自由

どうぞ賑々しくお運びくださいませ!

2013年8月 3日 (土)

朗報

9月の中席(9月11日~20日)に、上野の鈴本演芸場で、蜃気楼龍玉師匠がトリをとることが決定したそうです。

2010年に真打昇進して以来の、初の主任興行、晴れ舞台です。
寄席でトリをとるというのは噺家さんにとって特別なことだそうです。

龍玉師匠は、間違いなく将来の落語界を担っていく人材の一人ですので、これから何度も各所の寄席でトリを務めることになると思います。
でも、何しろ今回が初めて。10年後、20年後、もっと先に「あの龍玉が初めてトリをとった興行を聴いてるんだよ」と言えるチャンスです。
8日間あるとのことですので、ぜひ足しげく通って、寄席の客席から、師匠を応援したいと思います。

若き逸材…
1

龍玉師匠が…
2

鈴本演芸場で…
3

トリをとる~!!!
4

ということで、二週間後に迫りました第三回「龍玉部屋」も、何卒よろしくお願いいたします。
皆様のお越しをお待ちしております。

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