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2013年9月

2013年9月25日 (水)

天どんさん、天どん師匠。

今日は三遊亭天どんさん、いや天どん師匠の、真打昇進披露興行の初日でした。

秋雨のそぼ降るなか、上野鈴本に行ってきました。

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披露目の寄席、特に初日は、期待と喜びが渦巻いていて、すごく特別な雰囲気です。

あいにくの雨にもかかわらず客席は満員札止めで、天どん師匠の人気の高さをうかがわせます。
ところで先月、成城ホールで開かれた真打昇進の会は台風の上陸とぶつかるタイミングだったのですが、天どん師匠は「俺は晴れ男だから大丈夫」と、ごく当然のことのように言っていて、それがすごく印象的でした。

初日の演目は「巣鴨のうわさ」。

僕はあまり新作の演目に詳しくないのですが、このネタは以前聴いたことがあります。
もちろん天どん師匠で聴きました。

新作は古典落語と違って、演目の記憶が演者さんに直結しているのが良いところですね。
「巣鴨のうわさ」を聴いたことのあるお客さんは、天どんさんの記憶として噺の思い出を持っていて、今日初めて聴いたお客さんは天どんさんの思い出としてこの噺を記憶するわけです。

寄席がハネて表に出ると、雨はすっかり上がっていました。
大成功で幕を開けた天どん師匠の披露興行が、これからの師匠の活躍を予感させるようで、何となく嬉しい一日でした。

菊之丞師匠の告知ムービー

10月19日に開催される第五回「ザ・菊之丞」の告知ムービーです。

ただいまチケットぴあにてチケット好評発売中。

皆様のお越しを心よりお待ちしています!

2013年9月15日 (日)

第四回「龍玉部屋」のお知らせ

※こちらの会は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

2013年11月16日(土)
第四回「龍玉部屋」 蜃気楼龍玉独演会

出 演:蜃気楼龍玉(「お直し」ほか)古今亭志ん公

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11月16日(土)、蜃気楼龍玉が、「お直し」をネタおろしで口演します。

「お直し」は、吉原に生きる男と女の、可笑しくも哀しい生活を描いた廓噺の名作。
古今亭志ん生が芸術祭賞を受賞した演目として広く知られています。

古典落語の若き名手・龍玉が、たっぷりと、たぶん若干照れながら、この演目に取り組みます。

落語ファンの方も、初めて落語を聴く方も、繊細かつ骨太な龍玉の話芸を、どうぞ堪能ください!

日 時:2013年11月16日(土)
開 場:午後12時半
開 演:午後13時
場 所:お江戸両国亭

※総武線「両国駅」、大江戸線「両国駅」徒歩5分
木戸銭:2,500円(当日)※全席自由

お問い合わせ:080-6746-5166(留守電対応)

Photo_2■蜃気楼龍玉プロフィール(落語協会HPより)

1997年02月 五街道雲助に入門、前座名「のぼり」
2000年06月 二ツ目昇進、「金原亭駒七」と改名
2005年02月 「五街道弥助」と改名
2010年09月 真打昇進、「三代目・蜃気楼龍玉」を襲名
受賞歴
2000年 岡本マキ賞
2008年 第18回北とぴあ若手落語競演会大賞

どうぞ賑々しくお運びくださいませ!

2013年9月12日 (木)

寄席に行く

今日は上野鈴本演芸場に行ってきました。

9月11日~20日の9月中席は、蜃気楼龍玉師匠の主任興行。
師匠が真打に昇進してから、寄席での初めてのトリです。

初日の今日の演目は「山崎屋」でした。

こういう長くて仕込みの多い、若干マニアックなネタを初日に持ってくるというのは、自分の技術への自信もあるでしょうし、客への信頼もあると思います。

龍玉師匠が高座に上がるとき、舞台袖から私服姿の柳家小せん師匠が、笑顔で送り出しているのがチラリと見えました。
同期の小せん師匠ならではの粋な心遣いだな、すてきな光景だなーと感じました。

初日から龍玉イズムが前面に押し出されたこの興行、明日12日と17日は休演とのことなので、残り7日間。
今後どういうネタが出るのかが非常に楽しみです。

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2013年9月 9日 (月)

スーツ姿の噺家さん達

本日は金原亭小駒改メ龍馬師匠の真打昇進披露パーティーに出席してきました。

僕は正直に言うとあまり熱心に小駒さんの落語を聴いたことがないのですが、
通っている落語教室の講師を小駒さんがされていて、その関係で招待されました。

小駒さんは非常に凛としていて晴れがましく、真打という肩書が彼を大きくしたなという感じです。
男は責任によって大きくなっていきますね。

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新真打、龍馬師匠。

さて、その席で古今亭菊之丞師匠と隅田川馬石師匠にお会いしました。

お二人は10月19日開催の第五回「ザ・菊之丞」にご出演されます。
チケットは、チケットぴあにて大好評発売中です。
ぜひお買い求めください!

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スーツ姿の菊之丞師匠。男前です。

菊之丞師匠と馬石師匠は、いま最も注目される古今亭/金原亭系の若武者ツートップです。
これから中年に向かい円熟期を迎えていくであろう、その上り調子の芸をどうぞご堪能ください。

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馬石師匠もスーツ姿。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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会を手伝っていた二つ目さんもスーツ姿。
左が桂三木男さん、右が古今亭駒次さん。

2013年9月 4日 (水)

ネタが決まる!

毎度ご贔屓いただいております蜃気楼龍玉独演会「龍玉部屋」ですが、11月16日(土)に第四回が開催されます。

これまで龍玉師匠が「居残り佐平次」「火事息子」「お初徳兵衛」と、毎回ネタおろし、あるいはしばらくやっていないネタの蔵出しをしていますが、第四回のネタが決定いたしました。

そのネタの発表の前に、もうすぐ、9月11日から始まる9月中席に、龍玉師匠が上野鈴本で初めてトリを取ります。
噺家さんにとって、寄席でトリを取るというのは特別なことだそうです。
ましてや今回は初めてのトリの興行とのことで、落語天は心よりこれを応援したいと思います。

ということで師匠から主任興行よろしくのメッセージをいただいてきました。

ちなみに割引券はこちらのページからどうぞ。

飲み屋で打ち合わせをしながら撮ったので、周りがガヤガヤしているのはご容赦ください。

あと、もう一つ宣伝です。龍玉師匠とは関係ありませんが。

9月21日(土)に、お江戸両国亭にて「歌奴・文雀二人会~江戸版上方噺」を開催いたします。
三遊亭歌奴、桂文雀という旬の若手真打ふたりが登場。
東京ではなかなか聴くことのできない、珍しい上方落語の演目を江戸版に直して口演します。
非常に面白い企画ですので、ぜひお運びください。
詳細はこちらのページでご覧ください。

さてさて、本題の第四回「龍玉部屋」の演目ですが…。

今回は「お直し」に決定いたしました。いえーい。

「お直し」は、第一回の時から龍玉師匠にやってみませんかと打診してきて、なかなか実現しなかった演目ですので、個人的にはとてもうれしいです。

龍玉師匠がどんな風にやるのか楽しみです。
近日、予約の受付を開始いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

そしてその前に上野鈴本の主任興行、こちらをぜひ一緒に応援しましょう!

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閉館後の上野鈴本演芸場の前にて。
へそ丸出しでノリノリの師匠。

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中席の主任興行、よろしく!

2013年9月 1日 (日)

第五回「ザ・菊之丞」のお知らせ

コチラの会は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

第五回「ザ・菊之丞」のお知らせです。

Chirashi_52_2 「ザ・菊之丞」は、落語界の若きエース
古今亭菊之丞の高座をたっぷりお楽しみいただける独演会です。

五回目となりました今回は「茶の湯」ほかを口演します。
菊之丞師匠の十八番ながら、ここ最近はあまりかけていないネタです。ぜひこの機会にお楽しみください。

さらにゲストに隅田川馬石師匠が登場。
平成24年度の芸術選奨新人賞を受賞した菊之丞師匠と、同じく芸術祭新人賞を受賞した馬石師匠という組み合わせです。
どうぞこちらもご期待ください。

前売チケットの販売は終了しました。
当日券ございますので、お気軽に遊びにいらしてください。

皆様のお越しをお待ちしております!

第五回「ザ・菊之丞」 古今亭菊之丞独演会
出演:古今亭菊之丞(「茶の湯」ほか)
ゲスト:隅田川馬石

日時:2013年10月19日(土) 開場18:30 開演19:00
会場:ムーブ町屋ホール
(東京都荒川区荒川7-50-9 センターまちや3F/アクセス 地下鉄千代田線・町屋駅0番出口より徒歩1分、京成線・町屋駅より徒歩1分、都電町屋駅より徒歩1分)
木戸銭:当日3,000円

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