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2014年1月17日 (金)

落語会が始まり、落語会が終わる

先週の土曜日、らくごカフェで行われた落語会「龍玉・右太楼、長講の会」に行ってきました。

蜃気楼龍玉師匠が「文七元結」、柳家右太楼さんが「御神酒徳利」をネタ出し。
大ネタ二席に短い噺も二席ずつやり、たっぷりと落語を聴いたな、と言う気分になる満足感の高い会でした。

また仲入り前に高座からお菓子を撒いたり、手拭いのプレゼントがあったり、新春らしい華やかなご趣向もありました。

落語は気楽に楽しみたいというニーズがある一方で、じっくりと大ネタを聴きたいというお客様も多いと思います。
龍玉師匠と右太楼さんの取り合わせも面白かったので、こういう会が長く続くといいなと思いました。(ちなみにお席亭さんは、わりと次回に意欲的な様子でした)

こうして素敵な会が新しく始まる一方で、最終回を迎える落語会もあります。

同じく龍玉師匠が出演している「七転八倒の会」が、来月をもって終了するそうです。

この会は柳家喜多八師匠と龍玉師匠の二人会で、平成14年から10年以上続いている会です。

僕が初めて行ったのはおそらく平成20年あたりなので、その歴史の半分も知りませんが、とても素晴らしい落語会で、僕は常々こういう落語会を開きたいと目標にしています。

この会の素晴らしいところは色々ありますが、何よりも喜多八師匠と龍玉師匠という二人の噺家さんのバランスが絶妙です。

これだけキャリアの違う二人だと、通常は喜多八師匠の胸を借りて龍玉師匠が修行をする、と言う構図になってしまうような気がしますが、HPに記載されているネタ帳を見ると、喜多八師匠もかなり珍しいネタをかけたりして、実験というか勉強というか意欲的な取り組みをしていることが分かります。

喜多八師匠がやった「長屋の算術」とか「たばこ好き」なんていうネタを僕はこの会で初めて聴きました。
一方で「お直し」で会場中を耳にしてしまうような圧巻の高座をみせたり、「睨み返し」で爆笑のうねりを起こしたり、変幻自在の脂ののった話芸に接することができます。

もちろん龍玉師匠も勝るとも劣らない力のこもった高座をみせてくれます。
この会で師匠の噺を聴いたことが、僕が龍玉師匠を追っかけるきっかけとなりました。
最近では「真景累ヶ淵」の抜き読みとか、「やんま久次」とか、お客さんを信用していないとできないようなネタをたくさんかけています。

それからお客さんの層が、古くからの落語ファンっぽい年配の方から、初めて落語を聴きに来たような若い方まで多種多様で、緊張することなく落語を聴けるところもこの会の素敵なところです。

あとスタッフの皆さんがお客さんを迎える雰囲気がとても温かくて、楽しい雰囲気に溢れていること。

さらに言うと場所が神楽坂の毘沙門様なので、会が始まる前や終わった後に街を散策するのもとても楽しいと思います。

こういう素敵な会が終わってしまうのはすごく寂しくて残念です。
まだこの会に行ったことがないという方は、来月が最後のチャンスですので、ぜひこの機会を逃すことないよう、足を運ばれることを強くおススメします。

「七転八倒の会」
出演:柳家喜多八、蜃気楼龍玉
日時:平成26年2月15日(土)午後6時開場、 午後6時半開演
木戸銭:2,300円(ご予約) 2,500円(当日)
ご予約はこちらのフォームから。

それから、来月は第五回「龍玉部屋」もあります☆
こちらも皆様のお越しをお待ちしています!

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