天どん師匠の古典二席
昨日は新宿の道楽亭で天どんさんの会がありました。
ゲストは蜃気楼龍玉師匠です。
とても印象に残る会だったので、そのことについて書きます。
三遊亭天どん落語会「どこまで続くか!?100番勝負」
茄子娘 三遊亭天どん
木乃伊取り 蜃気楼龍玉
不動坊 三遊亭天どん
天どんさんは「茄子娘」「不動坊」の古典二席。
これがそれぞれに天どんさんらしくて素晴らしかったです。
「茄子娘」は本来は昔話のような味わいのある一席ですが、これを天どんさんがやると、ストーリーにツッコミを入れるように細かいエピソードを挿入していき、地噺のように再構築されていました。
気軽に雑談するような運び方でありながら、非常に緻密な構成で、とても天どんさんらしいなと感じました。
二席目はゲストの龍玉師匠。
先日の「龍玉部屋」でネタおろしした「木乃伊取り」で、今日が二回目。
お客さんの評判も上々でした。
天どんさんのトリネタは「不動坊」。
これは前半の湯屋での一人キチガイの部分と、後半の長屋の若い連中がガヤガヤやる部分が、いかにも天どんさんの真骨頂という一席。
とくに後半の、主人公に嫉妬する三人の男のバカっぷりが、いかにも男子高的というか厨二的な雰囲気を醸し出していて、これも天どんさんならではの一席であると感じました。
10月中席に鈴本演芸場で天どんさんの初の主任興行があります。
みんなで応援しましょう。
天どんさんが出演する第二回「大師匠噺」 もよろしくお願いいたします。
天どん師匠。絶好調です。
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