« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月

2016年5月29日 (日)

第五回「大師匠噺」ご来場御礼

昨日は第五回「大師匠噺」にお運びをいただき、誠にありがとうございました。

蜃気楼龍玉師匠が「文違い」、三遊亭天どん師匠が「樟脳玉」という、寄席ではあまりかからない珍しい噺をネタおろし。
たくさんのお客様に楽しんでいただけたようで、演者・スタッフ一同心より御礼申しあげます。

Img_0027

第五回「大師匠噺」演目

夏泥    蜃気楼龍玉
樟脳玉   三遊亭天どん
お仲入り
よかちょろ 三遊亭天どん
文違い   蜃気楼龍玉

まずは龍玉師匠が季節の得意ネタ「夏泥」でご機嫌をうかがい、続く天どん師匠が「樟脳玉」を口演。
「樟脳玉」は比較的よく演じられる「不動坊」に雰囲気がよく似た噺であるがゆえに、寄席ではほとんどかかることがありません。

男二人があれこれ悪だくみをする場面はいかにも天どん師匠らしいおかしさに溢れていて、今後師匠がこの噺を方々でかけてくださるようになれば、もっと広く演じられる演目となるのではないかと思いました。

仲入りを挟んで天どん師匠は「よかちょろ」。
この噺は「大師匠噺」の前身である「山崎屋リレー口演」の会で天どん師匠がネタおろしされた演目。
若旦那のふざけっぷりがエスカレートしていて、古典らしい味わいを持ちつつも現代性を吹き込んだ天どんワールドが展開しました。

トリは龍玉師匠の「文違い」で、ネタおろしとは思えないようなクオリティ。
「お直し」をはじめ多くの廓噺を得意としている師匠ですが、また一席売りとなる噺ができたのではないかと予感させる高座でした。

Img_0028

ネタおろしが終わってホッとする龍玉師匠。

Img_0029

イケメン落語家ブームにあえて背を向ける孤高のアーティスト、天どん師匠。

次回、落語天主催の落語会は第六回「ぴっかり☆実験室」です。 こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます!

2016年5月 2日 (月)

第十回「ザ・菊之丞」ご来場御礼

昨日は第十回「ザ・菊之丞」にたくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。
おかげさまで盛会となりました。

1_2

開口一番は春風亭一花さん。
とても明るい「牛ほめ」で会場を盛り上げてくださいました。

菊之丞師匠の一席目は、古今亭のお家芸と言うべき「火焔太鼓」。
売声のマクラから、落語の楽しさをたっぷりと味あわせてくれる一席でした。  

ゲストの柳家三三師匠は「元犬」。
寄席などでよく聴く噺ですが、三三師匠のは後半にオリジナルの展開があり、三三師匠の持ち味と相まって会場中が笑いに包まれました。  

トリはネタ出しの「大山詣り」。  
菊之丞師匠ならではの、初夏の江戸の風が薫るような本寸法の高座でした。

余談ですが、ぴあで販売した本会のチケットに「出演:古今亭菊之丞、林家三三」と印刷されていたそうです。

次回は10月を予定しています。
またのお運びを、ぜひよろしくお願い申し上げます。

« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »