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2016年5月29日 (日)

第五回「大師匠噺」ご来場御礼

昨日は第五回「大師匠噺」にお運びをいただき、誠にありがとうございました。

蜃気楼龍玉師匠が「文違い」、三遊亭天どん師匠が「樟脳玉」という、寄席ではあまりかからない珍しい噺をネタおろし。
たくさんのお客様に楽しんでいただけたようで、演者・スタッフ一同心より御礼申しあげます。

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第五回「大師匠噺」演目

夏泥    蜃気楼龍玉
樟脳玉   三遊亭天どん
お仲入り
よかちょろ 三遊亭天どん
文違い   蜃気楼龍玉

まずは龍玉師匠が季節の得意ネタ「夏泥」でご機嫌をうかがい、続く天どん師匠が「樟脳玉」を口演。
「樟脳玉」は比較的よく演じられる「不動坊」に雰囲気がよく似た噺であるがゆえに、寄席ではほとんどかかることがありません。

男二人があれこれ悪だくみをする場面はいかにも天どん師匠らしいおかしさに溢れていて、今後師匠がこの噺を方々でかけてくださるようになれば、もっと広く演じられる演目となるのではないかと思いました。

仲入りを挟んで天どん師匠は「よかちょろ」。
この噺は「大師匠噺」の前身である「山崎屋リレー口演」の会で天どん師匠がネタおろしされた演目。
若旦那のふざけっぷりがエスカレートしていて、古典らしい味わいを持ちつつも現代性を吹き込んだ天どんワールドが展開しました。

トリは龍玉師匠の「文違い」で、ネタおろしとは思えないようなクオリティ。
「お直し」をはじめ多くの廓噺を得意としている師匠ですが、また一席売りとなる噺ができたのではないかと予感させる高座でした。

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ネタおろしが終わってホッとする龍玉師匠。

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イケメン落語家ブームにあえて背を向ける孤高のアーティスト、天どん師匠。

次回、落語天主催の落語会は第六回「ぴっかり☆実験室」です。 こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます!

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