« 2016年6月 | トップページ | 2016年9月 »

2016年8月

2016年8月27日 (土)

「龍玉部屋」ご来場御礼

本日は第十一回「龍玉部屋」のお運びいただきまして、誠にありがとうございました。

心配していたお天気にもひどく祟られるようなことはなく、無事会を開催できましたのも、ひとえにご来場いただいたお客様のおかげと心より感謝申し上げます。

今回はネタ出しをしていた「もぐら泥」を龍玉師匠が口演できないというアクシデントがございまして、楽しみにしていらしたお客様には深くお詫び申し上げます。

代りにゲストのろべえさんに「もぐら泥」を掛けていただき、さらにもう一席、「やかんなめ」もやってくださいました。
どちらも先ごろお亡くなりになった喜多八師匠の得意ネタで、ろべえさんの高座に亡き喜多八師匠の姿を重ねあわされたお客様も多かったのではないかと思います。

本日の演目
ぞろぞろ      蜃気楼龍玉
やかんなめ    柳家ろべえ
お仲入り
もぐら泥      柳家ろべえ
怪談乳房榎
~おきせ口説き 蜃気楼龍玉

Img_0406

龍玉師匠はまず「もぐら泥」を覚えられなかったお詫びと、お得意の「ぞろぞろ」。
続くろべえさんは来春の真打昇進の報告、そして師匠譲りの「やかんなめ」で会場を沸かせてくださいました。

休憩をはさんで龍玉師匠のピンチヒッター的「もぐら泥」、こちらも短いながら落語的馬鹿馬鹿しさ、面白さがエキスとなったような滋味あふれる高座でした。

最後は「怪談乳房榎」より、ネタおろしとなる「おきせ口説き」のパートをたっぷりと。
龍玉師匠はこの噺の口説きのシーンのような、登場人物がサシでネチネチと追いつめられる場面(例を挙げると「牡丹灯籠」でおみねが馬方の久蔵から亭主の浮気を聞き出すシーンや、「真景累ヶ淵」で土手の甚蔵が新吉にお久殺しを自白させるシーンなど)をやっているときは実に精緻に人物を描き出し、龍玉落語の本領を発揮します。

怪談乳房榎は今後、道楽亭さんおよびノラやさん主催の通し公演が予定されていますので、ぜひこちらもお楽しみに!

道楽亭(8月30日)
ノラや(9月18日)

最後に告知ですが、ただいま第十一回「ザ・菊之丞」 の前売りチケットをチケットぴあで発売中です。
こちらも皆様のお運びをお待ちしています。何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年8月17日 (水)

第十一回「ザ・菊之丞」のお知らせ

本公演は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

Photo


10月29日(土)に古今亭菊之丞師匠の独演会、第十一回「ザ・菊之丞」を開催いたします。

今回は師匠が十八番の「二番煎じ」ほか一席を口演いたします。

「二番煎じ」は、真冬の江戸の町、夜回りが口々に謡(うたい)や口三味線で「火の用心」の声をかけるという、師匠ならではの名調子が絶品の一席。

菊之丞ファンのみならず、本寸法の古典落語を心ゆくまで堪能したいというお客様、どうぞお聴き逃しなく!

ゲストには入船亭扇辰師匠をお迎えします。
菊之丞&扇辰という、まさに落語の王道を歩む二人の顔合わせです。
渋みの中に若々しい華があふれる扇辰師匠の高座も、ぜひお楽しみください。

出演:古今亭菊之丞(「二番煎じ」ほか) ゲスト:入船亭扇辰
日時:2016年10月29日(土)18時半開場、19時開演
場所:ムーブ町屋ホール
※東京都荒川区荒川7-50-9 センターまちや3F (会場地図
木戸:2500円(前売)、3000円(当日)

当日券あり。
皆様のご来場をお待ちしています!

« 2016年6月 | トップページ | 2016年9月 »